オテル・ドゥ・ミクニに行ってきた!
フードコーディネーターの学校に通っていたとき先生に言われた言葉。
「飲み会に行くのを3回我慢してミクニに行ってみてください。
本当においしいものを味わうことは大事です」
へ〜そんなに美味しいの?ミクニって店は?!と思ってたけど、いかんせん普段の食事が居酒屋とサイゼリヤ比率が高くて縁がないまま今日に至ってしまった訳。
でもついに、ミクニに行くチャンスが訪れたの!
ミクニのフルコースビュッフェ&飲み放題で
5000円という破格のイベントが催されることを聞いてさっそくエントリー。
シェフのミクニさんは2011年に
なんとあのベルサイユ宮殿で「世紀の晩餐会」というセレブディナーで腕をふるわれたとか。
アタシもオスカルやマリーアントワネット、フェルゼンがドラマを繰り広げたベルサイユに仲間入りしたいわ〜〜
(全然カンケーないけど、先日に中野のカルマってカフェにいったらコースターがベルサイユの薔薇のマンガを1ページやぶったものだった。思わず読み込んじゃったわw)
四ッ谷の住宅街にひっそりと建っている邸宅風のお店に入店し、クロークにコートを預ける・・・
「本日の特別メニュー」なるものをいただき、読んでみると
一皿が2行に渡る文字数で、どんな料理なんだか見当がつかないわ!
フレンチってこんなにややこしかったっけ??
まず一皿目
「高知産綿トマトの自家製豆腐仕立て、柚子味噌風味
なんというか、卵豆腐のような食感のものの上にさわやかな柚子味噌の香りが広がり、香ばしい桜えびがアクセントになっている。
旨味が凝縮したような一皿。いきなり旨すぎる!!
2皿目
こんなキラキラ宝石のようなルックスを打ち破るようなまさかのカツオダシ味。真ん中にささっているネギが予告したかのような完全な和食ですわ。。。
素材をいかした上品な薄味。労働者が好む濃い味嗜好のアタシとしては物足りない気も・・・
3皿目
「三種の魚(サーモンのミキュイ、サゴチのポワレ、スズキのグリエ)
のエスカルゴバター風味」
魚への火の入れ方が絶妙で半生のような食感。
皮はぱりぱりなのに身はジューシー!下には濃厚チーズのリゾットが敷いてあって意外とボリューミーだったわ。
4皿目
「和牛ホホ肉のプレゼ、人参の甘煮と
じゃが芋のビュレ添え、赤ワイン風味」
友達と「ねえねえ、プレゼって何?」と話していたほどのフレンチ音痴なアタシたち。今、調べたら「蒸し煮」の意味らしい。
金箔がのっかってる時点でメイン感満載のお料理ね。
ほほ肉がじっくり煮込まれていてじゃがいものピュレとソースを合わせて口にいれるととろけるコラボに幸せになれたわ〜
5皿目
「薩摩芋のスープ仕立て、紫芋の泡和え、ライムのシャーベット、レモンとヘーゼルナッツのケーク盛り合わせ」
お名残り惜しくもデザート登場。
薩摩芋のスープ、香りよく生クリームのような
すべらかな舌触りで美味!ヘーゼルナッツも香ばしくローストしてあり1個でもパンチのあるアクセントに。
最後にライムのシャーベットですっきり。
正直、飲み放題のワインは微妙だったけど
食事のほうはさすがとしか言いようのない
非の打ち所の無さだったわ。
たまにはこんなに手が込んだ料理を食べることも大事ね。
食材、職人、サービスが一体となった料理は
食に対する感謝の気持ちをリアルにしてくれるわ。
余談ながら、アフターのコーヒー&紅茶も
めちゃめちゃ美味しかった!
あんなにポットで大量に淹れてるのにこの1杯だてのようなクオリティは何なんだ〜と感服しました。
今度はちゃんとディナーで来よう。
そのために仕事がんばろう〜!って
モチベーションになる食事だったわ。