人生は自己満足劇場ブログ

自己満足MAXの人生を記録します。

ブラックカード

フードコーディネーターの学校で学んだ食のお仕事内容

食べることが大好きな私。

趣味が高じて、飲食店取材のライターを

やってたこともあったわ。

 

それで思い出したんだけど

そういやフードコーディネーターの学校

にも行ったなーと。

 

フードコーディネーターの資格を

取ったからといって

なんの役に立つんだ?

って疑問に思うかもしれないけど

食にまつわる仕事って、

結構世の中に多いんだよね。

 

 

フードの学校の紹介だけでも

料理研究家の経営する店で料理の下ごしらえ

・テレビショッピングで紹介する商品の料理の盛り付け

・料理雑誌のアシスタント

・料理教室のスタッフ

なんかのお仕事を経験させてもらったわ。

 

 

他にも面白求人が何個かあった。

 

大使館での料理スタッフ

 →大使館でその国の料理を作る。大使館夫人につきそって、時には本国に行くこともあるそう。

 

・皇室での料理スタッフ

 →料理の創意工夫はご法度で、毎日決まりきった同じことをしなくてはならないそう。

 

・料理家のアシスタント

 →女性の料理家は気が強くて怖い人が多いらしく、みんな面接の時点で挫折

 

・テレビCM制作の料理スタッフ

 →2日間くらいかけて、ひとつの料理を延々と撮影するのでおなじ料理をずっと作り続けなければいけない。料理というより工作の世界。

 

 

まあ、こんな感じの多種多様で

バイトマニアの私としてはいろいろな

現場をスクール時代に味わえて面白かった。

 

それぞれの現場を体験することで

自分に向いているとか

そうではないかが分かるようになってて

よかったわ。

 

★フードコーディネーター学校の授業風景を一部抜粋

 

 

 

 

・毒から身を守るための料理の盛り付け方

 

学校の座学では、まず食の歴史を習う。

 

和食、中華、韓国、フレンチなど

お国によってさまざまな料理が文化として

根づいておりますが

それぞれの作法というものがございまして・・・

これがまた国ごとにいちいち理由があって

ウケる。

 

日本の飲食店では

料理はだいたい真ん中を高く盛って

出すのが美しい盛りつけってかんじ。

 

それは古来、「お高盛り」といって

天上の神様に届くように

料理をできるだけ高くなるように

重ねて盛りつけたのが発祥らしい。

 

(キャバ嬢の盛りは実は正式な和装?!)

 

しかし一変、これが中国になると

平たく盛りつけるのが正しいとされている。

 

そう言われると酢豚やエビチリも

平たく皿に広げているかんじだ。

 

これにも理由があって

盛り上げた料理の中に毒を仕込んでいる

と警戒する文化が中国にはあるようで

「何にも不審なものは入ってないよ」

という証しを料理人が見せるために

平たく伸ばして盛りつけるらしい。

 

そもそも盛ってないから

「盛りつけ」という言葉もないのかもね、

「平つけ」?

 

しかし毒を気にして平たくもりつける

中国人なのに、食事をするときは

大皿料理には取り箸じゃなくて

直箸じゃないと他人行儀と怒られるらしい。

 

家族=直箸という文化があるんだとか。

 

さびしがりやか!!!

 

ちなみに韓国のお箸が銀なのは

銀の箸で食べ物をすくうと

毒が入っていた場合

銀の色が変わるから

王族は身を守るために

銀の箸を使っていた、というのが

由来らしい。

 

そんな感じで、平和な日本と違う

他国の習慣には

身を守る智恵が盛り付けに反映されてるのね。

 

 

 

 

・バラエティに富むスパイスの使い方

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デカいシナモン!一番左端が通常サイズ

 

スパイスって日常ではあんまり

使わないけど、授業を受けると

スパイスの奥深い魅力に

首ったけになってしまったわ!

 

スパイスって食べ物以外でも

用途が幅広いことを知った。

 

コリアンダーを1リットルのお湯で

沸かして飲むと、体のむくみがとれるとか。

 

シャンパンにサフランを入れると

金色さが、より濃くなってゴージャスに!

洒落た演出になるのよ。

 

先生が作ってくれたスパイス料理も絶品。

 

カレー&サフランライス、ホットワイン

シメにスパイスティー

どれもパンチがきいていて

後味に余韻があって美味しかったわ。

 

ホットワインは家でもさっそく再現。

赤ワインにオレンジをいれて

シナモンとナツメグ、砂糖を入れると完成~!

こんなに簡単で深い味が

家でできるなんて~!もっと早く知りたかった。

 

 

 

・料理撮影においての独特な業界用語

 

料理の撮影テクニックも教わった。

 

通常なら問題のない料理の道具でも

撮影時には邪魔になることがあるので

注意が必要とのこと。

 

たとえば、ピカピカのステンレスや

黒塗りの器などは、周りの景色が映り

こんでしまうため、撮影には不向きとのこと。

確かにカメラもった自分が映りこんでたりするw

 

ステンレスのボウルではなく

ガラスのボウルを使う・・・など。

 

スポンジケーキのスポンジの代わりに

発砲スチロールに生クリームを塗って

デコレーションするとか

エビに針金を刺して、狙った形に作るとか。

 

いつも何気なくみている広告などの

食べ物が、すべては人工的に演出されている

ということを知ったわ。

 

 

撮影時の業界用語も面白かったw

 

「そのお皿、八百屋にしてあんこ詰めて」

 

とは

              

「そのお皿を傾けて、八百屋さんのように置いて、

フキンなどを丸めたものを詰めて上げ底にして」

 

という意味だそうです。

 

 フードコーディネーターとしての

一番大事な撮影テクは

“演出サイドの意向をシミュレーションして動く”

ということに尽きるそう。

 

 

 

・わかりやすい料理レシピの書き方

 

料理ページを作る方法を教えてくれる
「フードジャーナリスト論」。

ここでは料理レシピ書きのコツを

レクチャーしてもらった。

・作る順番に書く
・簡単に書く
・表記を統一
・材料と作り方に分ける

ていうフローで書き進めるんだけど

これ、結構むずかしかった!

料理家の先生が書いた簡単な下レシピを元に
原稿を仕上げていくというもの。

土佐煮

という文字だけで材料にかつお節を

使ってるってことを理解して
材料にかつお節を忘れることなく書くとか。

「土佐」なんて言葉

高知県民以外はあまりなじみないわよね。


仮に編集者やライターであっても
基本の料理はできないと、レシピ書きは
うまく書けないそうな。


 

そんな感じで授業はすすんだんだけど

フードコーディネーターになるにあたって

何が一番重要かというと

「自分だけのオリジナルレシピの数を増やすこと」

と先生は熱弁してた。

 

オリジナルレシピという売りが無いと

フードコーディネーターには仕事が来ないようです。

 

オリジナルレシピか~、、、

 

私が作った最近の料理で相方に評判よかったのは

 

照り焼き大根!

 

これ、大根をめんつゆ&砂糖&酒で

甘辛く煮詰めたシロモノなんだけど

味が濃いから良いおつまみになるようで

大好評だったわ。

 

以上、フードコーディネーター3級の

オリジナルレシピでしたw

 

 

 

フードコーディネーターの名を

世に知らしめたのがSHIORIさんよね。

この本ではSHIORIさんのキッチンの写真が写ってて

オシャレで素敵なのよ~。

ちくわや柿の種など

身近な素材で作るおつまみは、どれも簡単。

旦那さんの味ある挿絵も必見よ!