騙されない生き方で苫米地さんの面白さを発見
最近、脳に興味があって
いろいろ読んでるうちに
苫米地さんの本にたどり着いたわ。
苫米地英人といえば脳機能学者でありながら
洗脳のスペシャリストとしても
オウム信者を脱洗脳させたことでも有名。
Kindle Unlimitedでは
苫米地さんの著作が気前よく大量に
読み放題になってるから乱読してたの。
そしておすすめで出てきたのが
中村うさぎとの対談本「騙されない生き方」。
（※これは読み放題ではありません）
中村うさぎと苫米地さんは
１０年来のお付き合いで
朝までファミレスで恋愛談義するほどの
仲良しなんだとか。
私は中村うさぎのエッセイが大好きで
だいたい読んでるので
この二人の対談に興味津々で
購入してみたの。
「苫米地、面白ぇ～っ！」
と、中村うさぎが巻末で語ってるんだけど
ばっさばっさと毒舌で論理的に
展開する会話が面白すぎる。
オヤジたちの愛人相場を見ると、
愛人の年齢が１歳上がるごとに、
お手当が1000万円ぐらい下がるんだよな（笑）
モデルの子とか結構いるんだよ。
愛人として囲われている子。
それで、女の子たちに
「お前、いくら貰っているの？」
と聞くと、だいたい1歳上がるごとに
金額が下がっていく。
オヤジが大金持ちか小金持ちかで、
お手当の金額は1000万円から
100万円くらい幅があるんだけど、
両方とも、１歳歳をとるごとに、
金額が下がっていく。
それで、26、27歳で
そろそろゼロに近くなっていくみたいなさ。
この意見には、うさぎさんも
「26、27歳はまだゼロじゃないだろう（笑い）」
と苦笑している。
昔、俺は、周りの人が
バカだってことに気が付くまで
すごい時間がかかったんだよ。
いろんなことを言っても理解されない。
ホワイトボードに詳しく書いて、
「これだけ説明しているのに、
なんで世の中わからないんだろう？」ってね。
それで「え？これすら理解できていなかったんだ」
ということに気づいた。
とんでもない質問をしてくるのは、
バカだからなんだってことを知るのに
すごい時間がかかった。それは俺の失敗だよ。
でも今はそれがわかるから、バカが面白いの。
これに対してうさぎさん
「それって人を犬猫のレベルで見ているだけじゃん（笑）」
などなど、他の著作ではなかなか
お目にかかれない苫米地さんの
すがすがしい毒舌を堪能できる本作。
苫米地氏の話は
時にものすごく飛躍してしまうので
理解できないことがあった
と
うさぎさんは巻末で書いてるけど
これって頭が良い人の特徴で
超高速で頭が回転してるから
早送りすぎて普通の人に理解してもらうには
もっとかみ砕いてもらわないと
話が飛んでるように聞こえるんだよね。
苫米地さんの話を
かみ砕いてわかりやすくしてくれるのが、
うさぎさんの醍醐味だと思う。
うさぎさんが、普通の感覚まで
降りてきて飛躍部分に突っ込んで
分かりやすく翻訳してくれるから
苫米地さんの面白さが伝わるのよね。
「この本を読んで、
少しでも多くの人が苫米地氏の面白さに
気づいてくれたら、私はうれしい」と、
うさぎさんは締めくくっている。
いや～！このコンビ
想像以上に面白かったです！
