「人はなぜ、他人を許せないのか」
Twitterみてたら夢を叶えるゾウの水野敬也が「人はなぜ、他人を許せないのか」とういう本を絶賛してたので、私もさっき立ち読みしてみた。
この中で1番なるほど!って思ったのは
「人を攻撃するときに脳からドーパミンが出る」
ってとこ!
正義の大義名分に乗っ取って、人を責め立てる時にはドーパミンが大放出されるらしい。
人を攻撃する→ドーパミン→快楽→人を攻撃するのやめられなーい!
と、「正義中毒」になっていくそうな。
自分と違う意見を許せないという現象は脳の「前頭前野」ってところが老化してる可能性もあるのだとか。
前頭前野というところは、脳科学辞典によると「ヒトをヒトたらしめ,思考や創造性を担う脳の最高中枢であると考えられている」とのこと。
最高中枢の前頭前野が老化することで、自分と違う考えのやつはバカ!と思ったり、昔の映画や音楽しか楽しくない!ってなるらしい。
この前頭前野が老化してるかどうかは、いまやMRIで可視化できるのだとか!
萎縮してたら、どんどん自分に囚われて保守的に攻撃的になっていくらしい。
私もつい最近、80歳の元上司に暴言を吐かれて激しい口論の末に絶交したんだけど、実はあの暴言は前頭前野が縮んでの愚行だったのかも。
とはいえ、傷つけられた気持ちは収まらないので許すつもりはないけど!
って、この許すもんか!って気持ちにもしやドーパミンが出てるのか?!
脳味噌を若返らせるというか、老化を食い止める方法も載ってるんだけど、まあかいつまんでいうと「新しいことをする」ってことかな。
歳をとると、どんどん自分の思考が固まっていくのでそれをほぐすためにも読んだけどのないジャンルの本を読んだり、観たことない映画みたり、最新の音楽聴いたりしたほうがよいのだとか。
「あー昔の映画や音楽は良かったなー」と言いだして、昔の話しかしなくなったら脳の老化現象の始まりなんだそう。
人間って過去のことは脳が自分の都合のいいように書き換えるようになってるみたい。そうでなくちゃ辛い人生を生きていられないから、そんな風にうまいこと脳が発達したんだとか。
だから過去が良かったなーとなるらしい。
ウサギのような小さい脳味噌だと
エサをたべる、子どもを育てる、死ぬ
って単純なルーティンを何も考えずに粛々と生きられるみたいなんだけど、人間ほどデカイ脳だと色々余計なこと考えちゃうみたいね。
しかし、ドーパミンがでるならSNSの誹謗中傷もやめられないのかもなーと納得した一冊でした!改めて買ってちゃんと読もうっと。