人生は自己満足劇場ブログ

自己満足MAXの人生を記録します。

ブラックカード

ばあちゃんと犬

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2014年11月12日に

最愛のばあちゃんが亡くなりました。

生まれたときからずーっと

いることが当たり前だっただけに

その時がきたら耐えられるかな?と

ずーっと恐怖でした。

認知がすすんでいるときと、

意識がはっきりしてるときがあって、

まともに会話できた時間はなんと

貴重で尊い瞬間だったんだろうと

しみじみ思います。

昔は当たり前のようにぞんざいに

会話していたことが嘘のように

意志の通じ合う一瞬は

他の何者にも代え難い宝物のような時間でした。

 

何もごはんが食べられなくなって

点滴の水が肺にたまって

24時間息苦しさでぜいぜい

している最中、ずっと目をあけなかったのに

最後にふっと目をあけて

びっくりしたように私を見て

一瞬だけだけど笑ってくれて。

しばらく笑顔なんて見たことなかったから

信じられない気持ちで

嬉しくなったけど、それから

二日後に亡くなってしまいました。

あんな苦しい中、最後に笑って

くれるなんて本当に最後まで

人のことしか考えてないやさしい

ばあちゃんでした。

 

生きているうちに伝えられなかったけど

体が動かなくなって、

何の役にもたたなくても

生きてくれてるだけで私の支えに

なっていました。

つかの間の食事の介助も

ささやかながら今までの恩返しを

できているようで、むしろ幸せだった。

人の世話ができるって

世話されるより幸せなことかもしれないと

ばあちゃんに教えてもらった。

 

うちには、ばあちゃんが可愛がっていた

もう17歳の柴犬がいて

元気な頃は、どっちが先に死ぬかな〜と

ばあちゃんが冗談で言ってたけど

犬は、ばあちゃんより長く生きてくれて

ほぼ1ヶ月後の同じ曜日の同じ時刻に

亡くなりました。

ばあちゃんと一緒に天国で

幸せになっていると信じています。

仏壇に手を合わすたび

必ずやってくる私が死ぬときには

ぜったいに、ばあちゃんに迎えにきてねと

お願いしています。

ばあちゃん、今まで本当にありがとう。

しばらくの余生、

ばあちゃんの孫として頑張って生きていきます。